今回は初めてのフランス映画、2011年作品。
実話を元にして作られたという作品。
身体障害者の大富豪と、スラム街の黒人青年の友情物語。
人種も年齢も地位も何もかもが正反対。
主人公の黒人青年の味がとても良かった。
全身不随の男性の演技も見事。
てっきり、本当に付随なのかと思ってしまった。
難しい性格ゆえに敢えて、人が敬遠するような人物を採用する雇い主。
ストレートな物言いと振る舞いで、一見ならず者の青年。
奔放に見える言動なのに、なぜか人々を魅了していく彼。
大富豪との友情だけでなく、多くの人々を巻き込む人間力。
作り物でないというところが、良い。
そう言えば、以前に観た「グリーンブック」
あれは、黒人の雇い主に白人の使用人の友情という逆の設定。
あれも実話らしいけれども。
白人と黒人の関係って、そうそう簡単なものじゃないんだろうな。
もちろん、日本にだって人種差別はある。
日本人は、差別する側でもされる側でもあると思う。
でも、人種差別というか、異なる民族や人種間における諍いは。
必然とまでは言わないものの、ある意味仕方ない部分もあると思う。
日本の場合、同じ民族同士の中において。
ひどい差別を行ってきた残念な歴史がある。
自分は差別問題を語れるほど勉強しているわけではないけど。
時代背景も含め、歴史を知ることはとても大事だと思う。
映画を良いところを観て、楽しむだけでも構わないけど。
どうして、スラム街が生まれたのか。
どんな関係がそこにあったのか。
そこから何を学び、今後どうしていくべきなのか。
自分には遠く、関係のないような世界の話のようでも。
何かをきっかけに、感がられるようになると良いと思った。
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