2022年6月26日日曜日

映画鑑賞12「最強のふたり」

 今回は初めてのフランス映画、2011年作品。

実話を元にして作られたという作品。

身体障害者の大富豪と、スラム街の黒人青年の友情物語。

人種も年齢も地位も何もかもが正反対。

主人公の黒人青年の味がとても良かった。

全身不随の男性の演技も見事。

てっきり、本当に付随なのかと思ってしまった。

難しい性格ゆえに敢えて、人が敬遠するような人物を採用する雇い主。

ストレートな物言いと振る舞いで、一見ならず者の青年。

奔放に見える言動なのに、なぜか人々を魅了していく彼。

大富豪との友情だけでなく、多くの人々を巻き込む人間力。

作り物でないというところが、良い。

そう言えば、以前に観た「グリーンブック」

あれは、黒人の雇い主に白人の使用人の友情という逆の設定。

あれも実話らしいけれども。

白人と黒人の関係って、そうそう簡単なものじゃないんだろうな。

もちろん、日本にだって人種差別はある。

日本人は、差別する側でもされる側でもあると思う。

でも、人種差別というか、異なる民族や人種間における諍いは。

必然とまでは言わないものの、ある意味仕方ない部分もあると思う。

日本の場合、同じ民族同士の中において。

ひどい差別を行ってきた残念な歴史がある。

自分は差別問題を語れるほど勉強しているわけではないけど。

時代背景も含め、歴史を知ることはとても大事だと思う。

映画を良いところを観て、楽しむだけでも構わないけど。

どうして、スラム街が生まれたのか。

どんな関係がそこにあったのか。

そこから何を学び、今後どうしていくべきなのか。

自分には遠く、関係のないような世界の話のようでも。

何かをきっかけに、感がられるようになると良いと思った。

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