2022年12月30日金曜日

映画鑑賞17「Dr.コトー診療所」

 


今年は映画をたくさん観ようと思っていたけど。

結局、あんまり観れなかった。

いや、観なかった。

劇場に足を運んだのは、全部で4回。

これは、ここ数年ではかなり多い方。

昨日、「Dr.コトー診療所」を観て来た。

テレビドラマ化された当時、夢中になって観ていた。

だけど、続編は途中から観なくなった。

それぞれ放映された当時(2003年と2006年)の。

自分の生活の状況が異なっていたこともあったけど。

昨日、映画を見て来て、それだけではないことが分かった。

はっきり言って、続編は自分には響かない内容だったのだ。

映画の前半は、島の風景や登場人物に懐かしさがあり。

それなりに、楽しめた。

だけど、後半、クライマックスに近づくにつれて。

エピソードを過剰に盛り込みすぎたり。

不自然な演出で、どんどん心が離れていった。

もともと、荒唐無稽な話ではあるけれど。

ちょっとやりすぎな感じがした。

多分、テレビシリーズの最初のクールでは。

リアルの延長、ぼくにとってはギリギリのところ。

そういうエピソードや演出が楽しかったのだと思う。

だけど2作目では、きっとぼくには合わない所が多くなっていたのだ。

つまり、面白くなくなったから観なくなった。

ただ、それだけ。

監督も脚本家も変わっていないし、原作も読んでいないので。

もともと、そういう話だったのか、方向性が途中で変わったのか。

または、ぼくの意識の中に変化が起きたのか、それは分からない。

だけど、映画やドラマを観るとき。

ぼくには、昔から「作り物でしょ」という。

どこか、冷めた視点を持っているところがあった。

作品にのめり込めない訳ではないけれど。

そう言う意味では、ぼくの心に残っている作品は。

実写版よりも、アニメの方が多いのかも。

(多いと言っても当者比、実際は極僅か)

まぁ、とにかく、この作品は自分にとっては満足できなかった。

ラストシーンも、申し訳ないけど興醒め。

それでも、劇場に行って損したとは思わない。

かつて夢中になって観た作品。

キャストも、それぞれ個性的でみな好きだった。

その作品が16年ぶりに映画化されるということで。

とても嬉しくなったし、絶対に観たいと思った。

楽しめるか、がっかりするかは、実際に体験するしかない。

ただ、正直、正規の料金で観たのは失敗だったか。

前日、水曜ならもっと安く観れたと思うと…苦笑い(笑)。

料金と言えば。

これは、Dr.コトーとは関係なくなるのだけど。

映画館の仕組み?に一言物申したい。

上映開始時刻になってから、延々と繰り返される動画たち。

他の映画の宣伝と、マナーの注意喚起。

あれ、何とかなりませんか?

開始時刻前に、いろんな動画が流れているのは良い。

だけど、昨日の場合、開演時刻が午前10時となっていて。

午前10時から、関係のない上映が約10分。

その間、配給会社のオープニング映像が流れること数回。

あの映像は、本編開始の合図ではないのか?

その都度肩透かしをくらって、がっかりして。

せっかく楽しみにしていたのに、開演前にストレスが溜まる。

館内の案内によると、映画の上映時間は2時間25分。

映画が終わったのは、12時25分。

つまり、宣伝と注意の時間の10分が上映時間に含まれている。

それって、おかしくないですか?

なんで、金を払ってるのに、宣伝を観なくてはいけない?

きっと、昨日の映画館だけではないと思う。

映画館ってそういうものだとも思っていたけど。

それって、おかしなことだと思う。

民放で映画やドラマ、他の番組でも良いけど。

途中でCMが入って、イライラするけど、あれは仕方ないと思える。

だけど、有料配信だと宣伝がないのが当たり前。

なのに、映画館では金払って、観たくもない物見せられる。

もしかしたら、他の映画の宣伝で。

興味が広がって良いという意見もあるかも知れない。

その気持ちが分からないでもないが。

自分はあくまでも、本編が観たくて劇場に足を運んでいる。

当然、上映開始時刻に間に合うように足を運ぶ。

それまでに、どれだけ宣伝が流されていようが気にはならない。

だからせめて、上映開始時刻は本編の開始時刻であってほしい。

もしくは、本編開始時刻を明記してほしい。

昨日で言えば、あの10分のイライラがなければ。

本編後半の展開に対するぼくの捉え方も。

多少は違っていたかも知れない。

2022年12月3日土曜日

サッカーワールドカップに思う

 


あっという間に12月だ。

ワールドカップ、盛り上がってます。

基本、野球小僧の自分は、サッカーは代表戦しか見ません。

はい、「にわか」ってやつです。

でも、にわかなので、勝った負けたで一喜一憂しません。

嘘、勝ったら嬉しいです、もちろん。

でも、負けたからと言って文句は言いません。

監督の采配や選手のプレイについて意見もしません。

自分が門外漢だから。

にわかファンの「てのひら返し」というニュースを見たので。

のっけから、そんなこと書いてみました。

「にわか」だからと言って、ひとくくりにしてほしくない(笑)

で、今回のワールドカップ。
 
いつになく、日本戦以外も見ています。

たまに、ですけど。

で、日本戦は。

ドイツ戦、観ました。勝ちました。

コスタリカ戦、観れませんでした。負けました。

スペイン戦、観ました。勝ちました。

・・・ということは。

次のクロアチア戦、観ないわけにはいきません(笑)

ちょっとここまで振り返ってみると。

予選を辛うじて勝ち抜いた日本。

監督の采配や選手起用について、かなりバッシングがありました。

でも、自分はそういうときこそ。

何かしでかすのではという期待を抱いていました。

グループがE組に決まり、スペインとドイツと一緒。

半ばあきらめムードが漂いました。

コスタリカに勝って、どちらか引き分けて、2位通過が精一杯。

でも、そんなのやってみないと分からない。

後出しジャンケンみたいに思われるかも知れませんが。

ぼくは、ドイツにも勝てるような気がしていました。

前日に、サウジアラビアが、アルゼンチンに勝ったのもそう。

結果的に、前半PKで失点、後半逆転。

まったく同じシナリオが再現されました。

ドイツに勝ったことを、「ドーハの奇跡」という報道がありました。

でも、ぼくは全然奇跡だとは思いませんでした。

ボールの保持率含め、戦力的にはドイツが圧倒的に上。

10回やったら、9回負けるような感じ。

でも、1回は勝てる。

その1回は全然奇跡じゃない。

10回やって10回負ける。

勝率0%で勝つことを奇跡というのです。

日本が流れの中で点が取れるようになりました。

大きな進歩だと思います。

試合後の選手や監督のインタビューをみても。

ドイツに勝ったからと言って浮かれている印象は僕には感じられませんでした。

下馬評がどんなに低くても、チームは本気で勝ちに来ている。

そんな印象を受けました。

そして、2戦目がコスタリカ、初戦でスペインに7失点で大敗したチーム。

国内には楽勝、決勝進出確信というムードがあったと思います。

だけど、そんなに簡単にはいかないだろうという思いでいました。

選手たちに決して油断はないだろうけど、相手のあること。

もちろん、悪くても引き分けの勝ち点1を望んでいましたけど。

でも、結果は、惜敗。

ぼくは観ていないので、細かいことは知りませんが。

選手を入れ替えた監督の采配や、選手のプレイに対して。

ひどい非難中傷があったようです。

それは、誠に残念なことです。

もちろん、負けたことは残念ですが、敗退が確定したわけではありません。

にも関わらず、予選最終戦がスペイン相手というだけで。

なんとなく敗退の予感という雰囲気に包まれました。

でも、ぼくは、逆にチャンスがあるのでは?と思っていました。

これは、後出しジャンケンじゃありません。

別のSNSの知人の投稿に対して、日本がスペインに勝つとコメントしてます。

まぁ、それは根拠のない希望的観測ではありました。

試合が始まって11分で失点したときは、終わりかとも思いました。

でも、全然ボールを持てなかった前半を1失点で切り抜けたとき。

また希望が湧いてきました。

そして、後半開始早々、歓喜のゴールラッシュ!

VAR判定が、全世界で物議を醸していますが。

ルールに則ってやっている以上、あれが事実。

逆の立場だったら、もちろん不平不満はあるでしょうが。

第三国にどうのこうの言われる筋合いはありません。

ま、自分も、あれは出てたと思っていましたけどね。

ぬか喜びは精神的ダメージが大きいので、そういうとこはネガティブ思考。

しかし、本当に劇的なことでした。

何より、その後、40分以上もスペインの反撃に耐え忍んだこと。

それがすべて。

スペインは、ベスト8でブラジルと当たることを避けて。

敢えて2位で通過したという陰謀論なんてのもあるようですが。

そもそも、ブラジルがF組1位はまだ確定していない。

そりゃ、そうなる可能性が極めて高いとは言え。

決まってもないのに、そういう報道の仕方はどうかと思う。

そして、スペインの立場からしても。

弱小の極東の島国に負けるなんて、親善試合でも許されないだろう。

それが、優勝経験のある強豪のプライドだったと思います。

その中で、耐え忍んでの勝利。

アディショナルタイム7分の何と長いこと。

でも、そこで、勝ちきったところで。

前回W杯の、ベルギー戦を乗り越えたとぼくは思いました。

二転三転したドイツ対コスタリカ戦。

ドイツが終盤逆転して、2点差をつけました。

もし、日本が追いつかれたら、敗退。

途中、コスタリカにリードを許したドイツ。

あわやスペインともども予選敗退の危機となりました。

でも、そこからがドイツのプライドと本領発揮。

自分達にできること全てをやっての2点差。

これまでの日本だったら、スペインに失点を喫して。

ギリギリのところで決勝進出ならず、というところだったと思います。

「ドーハの悲劇」から30余年。

ぼくはこの「悲劇」という言葉が嫌いです。

だけどそのドーハで、今回の結果は、やはり劇的だと思いました。

でも、繰り返しますが、奇跡じゃありません。

実力で、堂々とE組1位を勝ち取りました。

本当に、おめでとうございます。

次はクロアチア戦、とんでもない強豪です。

でも、ドイツ、スペインほどのネームバリューがないからか。

なんとなく、ここには勝って、史上初のベスト8という雰囲気もまた漂ってます。

そんなに甘くない。

ブラジルがベスト8とも決まってない。

一喜一憂しないというのは代表が一番分かっているはず。

クロアチア戦は決して簡単じゃないけど。

結果によってはこの先。

ベスト8が目標だと言っていましたが。

誰もが驚くような結果に繋がっていくのでは?

そういう期待を抱いています。

ふー。

サッカーのことについてこれだけ熱く語ったのは始めてのことかも知れない。

そろそろ寝よう、おやすみ。

次に目が覚めたときには、ブラジルの結果が出てるでしょう。

2022年11月8日火曜日

皆既月食と天王星食

 442年ぶり?の天体ショー。

月食中に惑星食。

今回は天王星食だそう。

自宅から何回か夜空を見上げたけど。





スマホのカメラじゃ、ろくに撮れない。

なので、しっかり目に焼き付けました。

色が赤くなっていくのは分かるかな?

最後の縦長のは、後半ね。

本当は、写真の時刻まで書けば良いのだろうけど。

また、あちこたでライブ配信してましたね。

国立天文台のは流石に分かりやすかった。

凄い時代ですよ、ほんと。

皆既月食を、これだけじっくり見たのは。

小学校5年生の時以来。

調べてみたら、1986年4月24日だって。

月食は日食ほど珍しくなく。

これまでもちょくちょくあったみたいだけど。

全然気にしてなかった。

場所や時間、天候なんかもあるしね。

SNSでは、あちこちから月の写真。

みんなで同じように夜空を観てたと思うと。

ちょっとロマンチックだと思う。

次回、月食と惑星食は322年後で土星だそう。

生きてないってば(笑)

とか今だけ騒いでてても。

明日になったら、もう忘れてそう。

ちなみに次回、日本で見える皆既月食は。

2025年9月8日だそうです。

でも、3時過ぎとか、すなわち真夜中。

多分、観ないでしょう(笑)







2022年10月31日月曜日

終わってしまった…

 日本シリーズが終わってしまった。

第6戦だけ、所要のため観戦できず。

出先で、速報をチェックしていました。

第7戦はバッチリ観戦。

オリックスの楽勝かと思ったけど、最後までもつれて。

後半、オリックスが息を吹き返すと同時に。

ヤクルトにミスが出て、最終戦は特に大味な試合になりかけたけど。

本当に、野球の醍醐味がぎゅっと詰まったシリーズでした。

両チームの皆様、感動をありがとう。

残念なのは、もう、あの熱戦を楽しめないこと。

ストーブリーグって、寂しいですね。

MVPについて、ラオウこと杉本選手が選出。

いろんな意見を目にしますが、杉本選手が決めたことじゃないので。

選手を非難するのは違うと思います。

勝利打点2は、大きいですよね、間違いなく。

最終戦のだって、エラーに訂正されるまでは3点打だったわけで。

本塁捕殺と守備での貢献もありましたし、ね。

ヤクルトも強かったけど、まぁ、結果論。

山田選手の起用法については、いろいろ意見があったと思います。

自分も、個人的には、1番のままだったら?とは思う。

でも、それも含めての結果。

塩見選手は最後の最後で辛い経験でしたね。

大エラーに、最後のバッター。

マクガフ投手も、来年に引きずらなければ良いですけどね。

とりとめのない文章となってしまった。

いずれにしても、今年はオリックスかなと思ってみていたので。

個人的には、そのとおりになって満足です。

2連覇というのは、やっぱり相当難しいのでしょう。

さ、来年はどうなるか?

鬼が笑うかも知れませんが、もう来年に向けて始まってる。

はず。

来年もたくさん野球を楽しめるといいなぁと願いを込めて。


2022年10月28日金曜日

野球の醍醐味

 日本シリーズは第5戦まで終えました。

ここまで、2勝2敗1引き分けと、まったく五分。

投のオリックスに、打のヤクルト。

初戦で、絶対エースの山本で勝てなかったオリックス。

逆に、ヤクルトは3本のホームラン。

三冠王村上にもホームランが飛び出し、最高の門出。

第2戦は、オリックス優位に試合を進めるも、

ヤクルトの伏兵内山が土壇場で同点3ランホームラン。

今シリーズ、阿部に抑えを託そうとしたオリックスは大誤算。

しかし、勝ちきれなかったヤクルト。

負けなかったオリックスという構図で、場所は東京から大阪へ。

第3戦は、結果的に7−1でヤクルトの圧勝。

とにかく打てないオリックス。

4番吉田は、ランナーを置いてはことごとく勝負を避けられる。

ヤクルトの5番オスナが絶好調なのに対して。

オリックスは吉田の後ろが打てない。

そこにきて、1番に座った不調山田が復活の3ラン!

ここで、今年はヤクルトの圧勝かという雰囲気が出始めた。

しかし、第4戦は、投手戦に。

ブレーキだったオリックス杉本にタイムリー!

ヤクルトは3番に戻した山田がまたブレーキ。

村上も、この日は不発。

オリックスは、宇田川、山崎と執念の継投策。

オリックスが一矢報いたことで、俄然面白くなる。

そして第5戦。

ヤクルトがいきなり先制、不調だったサンタナにも一発が出て追加点。

前日、回を跨いだ宇田川と山崎はベンチにいないオリックス。

しかし、初回に杉本が山田を本塁で捕殺したのが大きかった。

その杉本の出塁をきっかけに、下位打線で同点に追いつく。

そして、大ピンチに出てきた比嘉が最高の投球。

絶好調のオスナを、最高の併殺打に打ち取る。

そして、吉田正尚の待望の一発、俄然盛り上がるオリックス。

だがしかし、その直後に、ヤクルトが逆転。

ポテンヒットにボテボテの内野安打。

2番起用のベテラン青木のタイムリー。

シリーズの流れは完全にヤクルトかと思ったが、続く山田が凡退。

その後、オリックスは投手陣が踏ん張る。

第2戦で打たれた阿部が、ピンチを切り抜け、吠える。

初戦でホームランを打たれた平野が完璧な投球。

1点ビハインドで出てきたワゲスパックが三者凡退。

ヤクルトは、抑えのマクガフ。

しかし、去年攻略しているオリックス。

ランナー二人出れば、去年サヨナラ打の吉田に回る。

そして、先頭の代打安達にフォアボール。

ランナーを送って、二番スタメン起用の西野。

ここまでノーヒットだが、執念の内野安打。

これがマクガフの暴投を誘って、同点。

うなだれるマクガフ。

そして、1塁手オスナのプレーが走塁妨害かと思われたが、

それは認められず1死1塁、ここが勝負の分岐点となる。

三番、中川は三振、そして4番吉田へ。

今までのヤクルトの作戦からして、吉田敬遠、

5番杉本勝負という手も考えられたが、吉田と勝負。

もしも、西野が2塁に進んでいたなら、敬遠だっただろう。

そして、吉田が、劇的なサヨナラ2ランホームラン。

勝負に、たらればはなしだけど。

杉本だったら、どうだっただろうか。

その杉本も、前日決勝打、当日ファインプレー。

万が一サヨナラ打ということで、乗せたくなかったのか。

いずれにしても、ヤクルトにとっては痛い敗戦。

今後の抑えピッチャーの使い方も難しくなった。

それとも、ヤクルトは、そもそもルーキー山下の先発。

ある程度、この試合の負けは計算していたか。

ここに来て、俄然オリックス有利という人もいるけど。

自分は、あくまでも自分はそうは思わない。

場所はまた神宮球場に移る。

指名打者のないセ・リーグルール。

ただでさえ、打線が弱いオリックス。

しかも、絶対エースの山本が投げられるか分からない状況。

第6戦は、1試合飛ばして山崎福の先発。

ヤクルトは、ライアン小川。

山崎は長い回投げていないのと、打撃が良いのがポイント。

当然と言えば当然だけど、この6戦を取った方が日本一に近づくはず。

ヤクルトは、もう吉田とはほぼほぼ勝負しないでしょう。

やっぱり、吉田の前後、特に後ろのバッターがキーマン。

ヤクルトは、山田と村上でしょう。

山田を3番に起き続けるのか、に注目。

村上は、55号の後のスランプの状態に近いような打撃。

吉田の2本を目の当たりにして、更に力まなければ良いけど。

いずれにしても、俄然面白くなってきました日本シリーズ。

野球の醍醐味を最後まで味わえるのは幸せ。

願わくば、第8戦まで行ってほしい。

やってる選手は大変だろうけど、観ている方はたまらない。

ただ、第8戦になっても神宮なんだよね。

元々そういう取り決めなんだろうけど、ちょっと違和感。

本拠地の割合がね、4−4と5−3では全然違う。

ま、その前に決着するかも知れないけど。

とにかく、第6戦、目が離せませんね。

個人的には、オリックス、杉本ラオウの昇天ポーズが観たい。

2022年10月22日土曜日

日本シリーズ開幕

 待望の日本シリーズが開幕しました。

クライマックスシリーズは、セ・リーグで逆転現象が起きかけたけど。

順調に、リーグ覇者同士の日本シリーズとなりました。

現制度のクライマックスシリーズには反対の立場にいるので。

これで、本当に良かったと思います。

そして、今年は去年と同じカードとなりました。

どちらも、チームの雰囲気がとても良い。

一応、横浜ファンである自分だけれども。

何よりも野球が大好きなので。

良い試合が観れれば、それが一番です。

と言いつつも、今年はオリックスを応援している自分です。

理由は単純、今年はオリックス優勝を予想したからです。

正直、去年もオリックスが勝つと思っていました。

だけど、2年目奥川投手の活躍なんかもあり。

終わってみればすべて1点差という接戦。

4勝2敗でヤクルトが制したのでした。

でも、今年のヤクルトは投手、特に先発陣に不安があります。

投手力の差で、今年はオリックス有利と思っていました。


それが、開幕戦。

無敵と思える山本投手がまさかの2本被弾に4失点。

点が取れそうで取れず残塁が増えるオリックス。

キーマンだと思っていた、村上の後を打つオスナの大爆発。

そして、千両役者村上の一発。

大方の予想を覆して、ヤクルト先勝。

今日の試合のポイントは、ズバリ1番と5番打者の差。

まぁ、結果だけ見ればそうなりますね。

ヤクルト1番塩見は3安打1打点2得点1盗塁。

対するオリックス1番福田は無安打1打点1四球。

5番オスナは3安打3打点1得点1四球。

対する杉本は無安打1死球。

ちなみに4番村上は1安打1打点2得点2四球。

対する吉田は1安打3四球。

数字だけ見ると、分かりやすい。

だけど、この試合で一番の差はキャッチャーだと思った。

中村のリードが素晴らしい。

工藤、谷繁という経験豊富な解説者を何度も唸らせてました。

ヤクルトだって、3番山田が4三振の大ブレーキ。

逆にオリックスの3番中川は2安打。

嗚呼、やっぱりこうなると、両チームの看板打者の後を打つ。

5番打者のできがチームの勝利に直結しそうです。

実際、今日がそうでした。

オリックス杉本選手は個人的に応援している打者。

だけど、クライマックスシリーズで2試合続けてお立ち台。

その時のヒーローインタビューで。

「調子に乗るとすぐに打てなくなるのが今年の自分」

というようなことを口にしました。

もちろん、本人は「そうならないように」というつもりだったでしょう。

でも、自分はこの言葉が引っかかりました。

ネガティブな言霊が反応して、悪い方向にいかねばいいなと。

その後、ここまで3試合ノーヒット。

チャンスでことごとく打てていません。

中嶋監督がその試合から5番で起用しているにも気になります。

今年の杉本選手は、6番か7番が合っているように思います。

結果論ですが、それまで5番を打っていた西野選手。

今日は6番で2安打です。

さて、今日の結果を見て、中嶋監督がどう采配するか。

明日が楽しみです。

話を試合に戻すと。

吉田選手はランナーのいるところでことごとく四球。

本人も選球眼が良いので、無理に打ちに行きません。

結局打撃ができたのは2回だけ。

そのうち1回が内野安打でした。

対するヤクルトの村上選手も、2四球。

ランナーがいるときには、簡単に打たせてもらえません。

初回、そこをついてのオスナのヒット。

フェアファウルの判定が、このシリーズの行方を占うか?

そんな解説もありましたが、確かにここから面白くなりました。

そして、話を村上選手に戻すと。

数少ない打撃ができるシーンでの一発。

三冠王は伊達じゃありません。

それはチームは盛り上がりますね。

逆にオリックスとしては、クライマックスでも出番のなかった…。

平野投手の状態を見極められたのでは。

あと、村上選手への今後の対策も、方針が決まったのでは。

今日はどちらのチームも、たくさん投手を試すことができ。

たくさん相手の情報を引き出すこともできました。

短期決戦ゆえの、この試合以降の情報線も始まっています。

去年は、初戦を落としたヤクルトがここから巻き返しました。

本当の勝負は明日だと思います。

後、オリックス有利を予想していた自分ですが。

今年はセ・リーグの本拠地主催からスタートというのを。

すっかり忘れていました。

指名打者制のない戦い。

これも一つの勝負のアヤとなりそうですね。

いずれにしても、明日を取ったチームが。

高確率で優勝するように思います。

いやぁ、それにしても、やっぱり野球って良いものですね。

2022年10月6日木曜日

大谷選手、おめでとうございます

 先日のNPB(日本のプロ野球)が終了したのに引き続き、

本日MLB(アメリカ、大リーグ)もレギュラーシーズンが終了した。

メジャーの方は全然詳しくはなくて、興味はもっぱら日本選手。

その中でも、ご多分に漏れず大谷選手は別格。

彼ほど、魅力のある選手はいない。

自分らの世代だと、まず野茂投手の活躍にワクワクしたけど。

投手であるが故に、週に1回程度。

佐々木投手が抑えで行ったけど、不定期登板。

イチロー選手の連日の活躍は言うまでもないけど。

大谷選手は一人で、その両方をやってる。

それに加えて、人柄も素晴らしそう、直接は知らないけど。

メジャーはさっそく明後日からワイルドカード。

いわゆるポストシーズン。

ここで大谷選手の活躍が見れないのは残念でもある。

何より、毎日の楽しみが、これから半年間なくなるのだから。

完全に、大谷ロスというものになるのでしょう。

それにしても、打者として規定打席に立ち、投手として規定投球回数を投げる。

「二刀流」の完成形が実現されたシーズン。

しかも、ホームランと勝利数が共にリーグ4位。

(細かいことを言えばもっとある)

それぞれ、エースにクリーンアップ。

それが同一球団どころか、同一人物ですからね。

ちなみに、このW規定達成はメジャー初の偉業。

日本だと、1リーグ時代を中心に、16名ほどいるそうです。

ちなみに、ドラフト制度制定後以降は皆無。

同時じゃなく、単一シーズンに限ってみても。

生涯で、この両方を達成した選手はただ一人。

個人的には、この記録にもう少し焦点を当ててほしいところ。

投手として、元南海ホークス時代に1回。

(5勝12敗 防御率4.24)

打者として、元横浜ベイスターズ時代に2回。

(打率.281 14本塁打 72打点 と 打率.292 11本塁打 46打点)

徳島・池田高校出身の畠山準(はたやまひとし)選手です。

でも、成績を見ると大したことのないように見えてしまいますね。

でも、そんなわけありません、1年間レギュラーとして活躍するのですから。

大谷選手がどれだけ異次元の世界で活躍しているかということです。

あまりにも過ぎすぎて、みんな慣れどころか、麻痺してます(笑)


そして、後半戦からずっと言われているMVP論争。

ヤンキース、アーロン・ジャッジ選手とのマッチレース。

アーロン・ジャッジ選手の今シーズンの記録。

打率.311(2位) 62本塁打(1位、リーグ新) 131打点(1位)

三冠王ならず、でもホームランはリーグ新(実に61年ぶり)。

何より、今年はホームランが少ないと言われてます。

2位のトラウトと22本差、4位の大谷とは28本差。

そして、ヤンキースは地区優勝。

ジャッジの貢献度大です。

しかも、ホームランはアメリカ野球の華。

素晴らしい成績ですが、歴代では単独7位。

この上には、ボンズ1回、マグワイア2回、ソーサ3回の3人の記録だけ。

だけど、これらは記録としては公認されているものの。

筋肉増強剤使用の疑いがあり、薬物汚染された記録として扱われています。

なので、今年のジャッジ選手の記録こそ、真の新記録だという論調。

確かに、普通に考えれば、ジャッジ選手MVPでしょう。

今年のNPBで言えば、村上選手と同等ぐらいのレベル。

村上選手はホームラン新記録は出ませんでしたが、優勝チームで三冠王。

これで、MVPが取れないのはありえないでしょう。

だけど、大谷選手のやったことは、その「あり得ないレベル」のはず。

にも関わらず、去年のインパクトが強烈過ぎた、とか。(A)

今年、ジャッジが取れないと、この先大谷以外誰も取れなくなる、とか。(B)

優勝争いもしていないチームでいくら活躍しても意味がない、とか。(C)

ちょっとそれはどうなの?と思う論調が見られます。

ちょっと反論してみましょう。

(A)に対して。その年の「MVP」、すなわちMost Variable Player。

「最も価値のある選手」を決めるのに、その年以外の成績は関係ない。

持ち出すこと事態が論外ですね。

では、(B)に対して。

仮にそうなったとして、何が問題なのでしょうか。

MVPは「生涯で一度だけ」という規定はもちろんありません。

複数回受賞者は、過去にも現役にも、もちろんいます。

(大谷選手と同僚のトラウト選手は3回受賞しています)

大谷選手が、この先怪我もなく、ずっと今のままとは限りません。

やはり、過去でもなく、未来でもなく、今年だけを見るべきです。

「三冠王でもホームラン新記録でもダメなら、どうすればMVP?」

という声も聞こえてきそうですが。

それなら同じく、「W規定達成、しかもどちらも上位。これ以上どうしろと?」

と、同じ主張ができます。

では、(C)。これがきっとジャッジ推しの一番の主張だと思います。

ここは恐らく、そもそもの「MVP」のいう賞の位置づけだと思います。

優勝チームの選手から選ばれるというなら、そうすれば良いと思います。

しかし、そういう規定はなく、去年の大谷は優勝チームじゃなくてもMVP。

しかも、ホームランの数は大幅に減っているとは言え。

(それでも、リーグ4位)

それ以外の数字は投打に渡って、軒並みアップしているのです。

最近は、いわゆる分かりやすい個人成績に加えて。

チームの勝利にどれだけ貢献したかという指数WARなんてのもある。

それだと、ジャッジ10.6に対して大谷9.6。

なるほど、客観的にはジャッジの勝ちでしょう。

でも、そこの算出方法にも異議はあって。

大谷選手が指名打者というだけで、減点されてます。

そして、投手としてのWARは、軒並み野手よりも低い数値になります。

よって、両方を足しても、大谷<ジャッジとなります。

だがしかし、大谷は投手として登板しているので。

本来は、その分の守備の貢献度は+で良いはずです。

でも、その指針はありません。

大谷がやっていることは、あまりにも「想定外」だからです。

ちなみに、これも主観と言えば主観ですが。

強いチームに所属していると。

その分、相手選手のマークも他の選手に分散するだろうし。

個人成績は良くなる気がします。

弱小球団だと、個人成績を残すには不利な部分は多いでしょう。

ピッチャーだと、少ない失点に抑えても打ってくれないとか。

リリーフが打たれて勝ちがつかない、とか。

そんな中で大谷選手が残した記録。

価値が高いのは、大谷選手の方だと思うのですけどね。

ただ、どうやら、メジャー選手の価値というものは。

打者の方が投手より大きいと考える傾向があるようです。

ここが、恐らく一番噛み合わないところでしょう。

最優秀投手賞としては、サイ・ヤング賞があります。

それに対して、99年よりハンク・アーロン賞も設立されてます。

これらの賞以外に、あるのがMVP。

ちなみに、去年はジャッジ選手がアーロン賞でした。

さて、ぐだぐだ綴ってきました。

自分はもちろん、大谷選手が選ばれてほしいです。

日本人びいきというのは確かにあるかも知れません。

でも、歴史的に見て、どう考えても初めての偉業ですからね。

今年、大谷選手が成し遂げたことは。

ただ、本日、野球以外のところで、凄いニュースがありました。

https://full-count.jp/2022/10/06/post1291318/

今年、新たに設けられた通称大谷ルール。

この言葉が、辞書に載ったというのです。

しかも、その通称「Otani」という固有名詞付きで。

もう、野球の範疇を越えてしまい、文化人類学に名を残しました。

それだけで充分です。

そして、MVPはあくまでも「賞」であって、記録ではありません。

今年大谷選手が成し遂げたW規定達成という記録。

この先、なんどお目にかかれるか分かりません。

場合によっては、今年だけ、唯一無二の記録になるかも?

そうなったときの「価値」は、今世紀最大級?

一番良い落とし所は、従来の記者による投票ではなく。

議論をした上で、二人にMVPを与えることだと思います。

ジャッジ選手の記録はMVPに充分値します。

でも、大谷選手を外せる理由にはならない。

そんな風に思いました。

以上! 長かったね、誰も読まないのに(笑)

2022年10月3日月曜日

プロ野球


プレイボールから、神宮球場での今シーズンセ・リーグ最終戦。

スワローズ対ベイスターズの試合を、開始から観戦。

自分はベイスターズファンだが、それよりも野球ファン。

今年も、たくさん楽しませてもらえたことに感謝。

昨日、パ・リーグも劇的なフィナーレだった。

今日の見どころは、ベイ・佐野選手の最多安打達成なるか?

ヤクルト、内川、坂口、嶋選手の引退試合。

消化試合とは言え、CSに向けての前哨戦。

そして、何より村上選手の三冠王とホームラン数の行方。

初回から坂口選手にヒット、内川選手は惜しい大飛球。

村上選手は今日も真っ直ぐに振り遅れて、最後はひっかけて二ゴロ。

やっぱり、あまり調子はよくなさそうです。

佐野選手は2打席目まで凡退。

そうこうしているうちにソト選手がホームランでベイ2点先取。

村上選手が2打席目でタイムリーヒット。

これが大きかったですね、逆らわずに逆方向へ。

この一打で、三冠王当確。

前試合で欠場したとは言え、本日、自力で三冠王獲得に前進。

これで4打席目まで挑戦権を得ました。

何より、三タコで退くのは見栄えが悪すぎます。

(ベイ的にはCSまで眠らせておきたかったでしょうが)

その直後、内川選手に同点の2ベースヒット!

まぁ、ここまで良かったと思います。

その後のキブレハン選手の3ランはベイには余計でしたね。

まぁベイ選手にしたらやりにくかったでしょうね。

次の回の攻撃でも、坂口、内川両選手の引退演出等等で。

雨天でもないのに、結構待たされたりしてリズムが崩れたと思います。

しかし、田中投手の2本の被本塁打は頂けませんでしたね。

打線も、不安定な原投手打てませんでしたし。

ま、あのへんは、データの探るという作戦もなきにしもあらず。

佐野選手、3打席目に見事に流し打ち、最多安打確定。

村上選手の第3打席は、内容の悪くない一塁ゴロ。

空振りしていた速い球に対応してます。

やっぱり、第2打席の流し打ちが効いてます。

第4打席に期待大。

そして、訪れました、7回、世紀の第四打席。

入江投手の初球、完璧に捕らえました!

素晴らしい、千両役者!

入江投手、戸柱捕手、真っ直ぐの選択は間違ってません。

ここのところ、ずっと捕らえてませんでしたから。

村上選手、お見事でした。

ただ、自分も興奮したので余り強く言えませんが。

「日本選手最多」というワードは、もう要らないと思います。

55本という数字が王選手の偉大な記録で。

日本球界はずっと、その呪縛に縛られていました。

古くは85年、阪神バース選手の54本。

その後、西武カブレラ、近鉄ローズ選手の55本。

外国人選手がその「アンタッチャブルレコード」に。

近づく度にあからさまな敬遠の数々。

2013年に、ヤクルト、バレンティン選手が。

もう、回避などできないペースで打ち続けて、一気に60本。

もう、ここで歴史の扉は大きく開かれたはずなのに。

今尚「日本選手記録」とか、ある意味、バレンティン選手に失礼。

メジャーでは、今アーロン・ジャッジ選手が61本。

メジャー記録は73本。

ナショナルリーグでは、何度も62本以上が記録されてます。

でも、それらの記録は禁止薬物の産物という見方が強く。

今尚、アメリカンリーグの61本こそ本当の記録とみなされてます。

(大谷とのMVP論争については、またの機会に)

海の向こうでもホームランの本数で議論がありますが。

日本のものとは随分理由が違います。

しかも、大事なのが、王選手の記録も。

「日本選手」という言い方なんですね。

王さんは中華民国籍なので、それがややこしくしてます。

つまり、国籍とか関係ないわけなんです。

にも関わらず、56本で騒ぐことには、やはり違和感があります。

バレンティン選手が薬物使用をしていたなら話は別ですけど。

でも、そのつまらない話も今年で最後であってほしいものです。

来年以降、61本村上選手には期待します。

別に、村上選手じゃなくても良いのですが。

話は変わりますが、7回の村上選手の打席を。

「最終打席」というような実況がありました。

まぁ、ヤクルトの勝利が濃厚だったので、9回の攻撃は可能性が低く。

結果的にも最終打席とはなったのですが。

8回も、あと一人というところでした。

同様に、8回の表に佐野選手が凡退した時点で。

セ・リーグの最多安打のタイトルは。

「佐野選手と、中日・岡林選手に確定」という実況がありました。

いやいやいやいや。

9回の表にベイスターズの攻撃が打者一巡する可能性もあるわけで。

そういう、誤った報道はしてほしくないと思いました。

嶋選手が8回に代打で出てきました。

真っ直ぐしか投げない伊勢投手に対して。

何度もファウルボールを打って、謝る姿が印象的でした。

最後は、ボール球を振って三振。

伊勢くん、ど真ん中投げましょうよ、そこは…。

でも、それが嶋選手の素晴らしさなのでしょう。

9回1アウトだけ守備に着いたのも良かったです。

ヤクルトの最終戦でのセレモニー。

高津監督の言葉、良かったですね。

ベイのファンに対して「CSで待ってます」なんて。

虎党の人が聞いたら怒り出しそうですが。

ま、虎は勝率5割ないチームですからね。

自分はCSの在り方についても、いろいろ意見があります。

今年は、今年もスワローズの年ですよ。

で、それを決定づけるような今日のゲーム運びでした。

今年はベイは無理です。

でも、1997年を思い出しました。

来年、98年の再来となるように、優勝目指しましょう。

最後のヤクルト3選手の引退セレモニーも良かったなぁ。

みんな、言葉が上手、良いこと言ってました。

全部中継したBSフジも良かったと思います。

ああ、ぐだぐだと長くなってしまった。

いやぁ、野球って、本当に良いものですね。

それでは、みなさん、さよなら、さよなら、さよなら…



 

2022年9月27日火曜日

国葬に思う

 本日、国葬が執り行われるようだ。

元首相が凶弾に倒れてから、この決定は早かった。

こんなに早く物事を決められるのだと驚いた。

首相の独断…とまでは言わないが、国会を通さなくていいということも。

あ、そう言えば、学校の一斉休校の時もそうだったか。

つまり、有事の際の首相の権限はそれだけ大きいということ。

それを独裁と言うつもりはない。

国家のトップにいる人間の権限とリーダーシップは大切だ。

ただ、違和感がありありだと自分が感じたのは。

もっと早く決めて、実行すべきことがもっとあったのでは?ということ。

コロナ禍然り、経済政策然り、その他外交上の問題然り。

あ、今回の国葬は外交上の理由も大きいか。


それにしても、暗殺(敢えてこう言う)直後は。

世論も国葬はありという風潮もあったように思う。

反対の声も少なくはなかったが、過半数は賛成だったのでは?

しかし、宗教の問題が湧き上がって来て、風向きが大きく変わった。

それでも、当初決めたことは最後まで押し通された。

何かを決める時。

早計で判断を誤ることもあるだろう。

間違うのは恥ずかしいことじゃない。

でも、間違いに気付けなかったり、認められないのは恥ずかしいことだ。

前言撤回をすることは恥ずかしいことじゃない。

そのチャンスは充分あったはずだ。


あ、そもそもが間違いだと思っていないのか。

それなら、議論は噛み合うはずがない。

しかし、人の意見に耳を傾けることは大事だ。

特にそれが公人の場合。

「信念を貫き通す」

この姿勢はもちろん大事なのだが。

それは、あくまで「個人」のレベルに置いてではないのか。

何があっても自己責任、これは個人だからできること。

公人は、個人の主義主張とは別に、社会の福祉のために働く。

果たして、今回は、その社会の声に。

充分耳を傾けてくれたのだろうか。


今回のことに関して。

民主主義の崩壊という言葉も目にする。

でも、そもそもこの国に民主主義ってものはあったのかな。

自分達で権利を勝ち取った経験のない国民性。

古くから朝廷やら幕府やら、トップダウンに従ってきたこの国。

誰かの決定に、個々には文句を言っても、最終的に素直に従う。

脳みそを誰かに預けておいたほうが楽だから。

そういうところに付け込まれたのかな。

次の選挙まではまた随分と時間がある。

喉元過ぎれば…ってことにまたなるのかな。


話がそれてしまった。

自分が今回の国葬に関して反対なのは。

別に税金がどうとか、決め方がどうとか。

そこはまぁ、無視はしないがそれほど重要でもなく。

国葬というのは、故人の「死に方」で決めてはいけないと思う。

人である以上、100%善ということはないでしょう。

だけど、いつ時代の、誰が見ても、その功績に対して。

多くの人が、それこそ大多数の人が。

国葬に値する立派な人だったという判断のできる人。

例えば、彼の人が。

あと30年普通に生きられたとして。

30年後に天寿を全うされたときにも。

時の総理大臣や国民が「国葬」という判断をできるかどうか。

在職期間中にも様々な問題を抱えておられた方で。

功績だけでなく、功罪の罪の方もたくさん疑惑があった。

もし仮に、30年の間に「罪」の方が明らかになったとしたら?


今回の国葬の件に関して、唯一と言って良い、評価できることは。

あらためて、この国のあり方について問題提起がなされたこと。

奇しくも、直前になって、「国葬とはかくあるべき」というような。

素晴らしいセレモニーが行われたこと。

そこにも大きな意味があるのではないかな。

これからの生き方が大事だと思う。


願わくば、疑惑は疑惑のまま闇に葬り去られず。

今後も、功罪について、今回の判断について。

しっかり検証をしていってもらいたい。

今になって去年のオリンピックもドロドロのものになってる。

30年後のこの国と国民が。

「あのときの国葬は間違いだった」と反省していることを願う。

あ、そのときは自分もまだ生きているかも。

だとしたら、願うだけではダメだね。


あ、それから、最後に。

今回の決定について、法的根拠に基づいているから問題ない。

という主張に対して一言。

今ある法律が絶対に正しいという根拠はあるのかな。

今ある法律が正しくて完璧なものであるならば。

なぜ、現政権は憲法改正を主張しているのか。

今の世の中に合わなくなっているものがあるから。

見つめ直して、より良いものにしていく。

この観点は大事です。

だから、今ある法律にも疑問をもち。

見つめ直していくことが大事です。

それをしなくなったら、完全な思考停止だと思います。


いずれにしても、自分は国葬には反対です。

2022年9月20日火曜日

マイナンバーカード申請に思う

 マイナンバーカード。

その是非がよく言われてます。

自分も、ずっと必要ない派でした。

だけど、今年度よりフリーになって。

確定申告等自分で行う必要が出てきて。

いろんな人の意見を聞き、いよいよ作成を決意。

商業施設にある市役所出張所で申請できるというので。

行ってみることにした。

今申請しておくとポイントが多く付くとのことで。

ここに来て、わりと混むそうな。

そう、この「ポイント」というのが厄介で。

金をばらまいてまで作らせたがるとの思惑。

こいつが気に食わない。何か裏がある。

この考えも否定しない。

だが、逆に考えたら、これまで自分達が納めてきた税金。

言わば、貯金のようなものだから。

還元してもらうのは当然。

この考えも分かる。

個人情報がどうのこうの、口座まで管理される…。

これに関しては、もう、今さらって感じ。

個人のレベルで言ってもしょうがないのでは?

SNSとかやってるだけで、全部個人情報とか抜き取られてますよ。

マイナ以外のポイントカードしかり。

スマホの検索履歴然り。

まぁ、必要ない人は必要ないでしょう。

自分は、此の度「必要」という判断に至った。

自分でスマホ等でも申請できるらしいが。

その出張所で申請すれば、自宅に郵送されてくると聞いた。

自分で申請すると、市役所にわざわざ取りに行くと。

どのみち、1回はどこかに行かねばならぬが。

本日、散歩がてら行ってきた。

だがしかし!

通知カードはその場で回収という。

ここで、ちょっと疑問。

カードができるまでの間、手元からなくなる?

いや、これまでも元職場で書いて以来、必要はなかったよ。

だけど、手元にあって必要がないのと。

必要はないけど手元にもないってのは、違うよね?

で、質問をした。

何のために回収するのか。

すると、「同時に持てないから」、だと言う。

釈然としないが、ここは、その回収の同意書にサイン。

すると次は、暗証番号を書けと言う。

係の人の前で、だ。

A4の申請用紙にむき出しの記入欄。

よくあるハガキの目隠しシートなどもないと言う。

いやいやいやいや。

超個人情報ですよね?

担当者が、この用紙を紛失したら?

流出したら?

または、異常に記憶力の良い受付の人が悪用しない保証は?

そんなこと、本人の前では口にしないけど。

これはどうしたものかと迷っていたら。

別の係の人が。

「市役所受け取りにしたら、誰にも見られず番号設定ができる」

と、助け舟。

もう一度、今度は市役所に行く必要があるが。

自分はそちらを選択。

そこで働いている人間に文句を言ってもしょうがない。

むしろ、気を悪くさせてしまったかも知れない。

そこは、申し訳ないけど。

やっぱり、このやり方はないだろう?

結局、申請サポートというのだけ、してもらって。

申請書を預けて、顔写真を撮ってもらう。

この程度なら、自分でスマホでやれば良かったとも思ったが。

きっと、この場は、自分でスマホとかでできない人向け。

そういうところに行った自分が場違いだったという訳。

いやいやいやいや、やっぱりおかしいですよ。

むき出しの紙に暗証番号記入。

銀行口座作るときだって、もうちょいマシじゃなかったっけ?

何事も経験ではあるのだがしかし。

生きていくことは何かと大変だ。

息をするだけでも金がかかる。

国民年金も納めに行かねばならない。

映画鑑賞16「銀河鉄道999」 やさしくしないで

 先日(9月18日)のこと。

テレビのBSで劇場版「銀河鉄道999」を放送するというのを。

当日の朝に知って、慌てて視聴予約。

その昔、大好きでVHSを所持していた映画。

ザ・男のロマン。

こういう言い方をすると、現代ではややこしくなるのか。

テレビの字幕でも、1979年制作で。

現在には不適切な表現があるが当時を尊重云々の字幕。

いちいちコンプライアンスがどうね、面倒だ。

松本零士作品が大好きなのだが。

この映画は、オールスター、総集編という感じ?

キャプテンハーロックも、トチローも、エメラルダスも登場。

野球漫画なら、水島新司の「大甲子園」的な?

球道くんがハーロック。

トチローがダントツ。

エメラルダスが一休さん、そんな感じ。

そんな、大好きな映画だったのだけど。

もう10年以上観ていなかったら、かなり忘れていた。

ところどころ、「こんな展開?」と。

中身を確認、思い出しながら鑑賞。

ここらへんが、映画への思い入れとして。

「カリオストロの城」や「ラピュタ」と違う。

違う、そうじゃない。

カリオストロの城、ラピュタは子どもの頃から繰り返し観たんだ。

999は、子ども頃に観たけど、テレビで1回きり。

あまり覚えてなくて、VHSで買ったのは成人してから。

記憶としての刻まれ方が違ったんだ。

で、999。

時代を感じさせる。

これは、仕方がないのだがしかし。

銀河超特急が宇宙を旅する時代に。

大富豪が、現金でパスを購入するという…。

クレジットカードに電子マネー。

そういうところでは、時代は予想より早く進んでる?

あと、鉄郎。

「泥棒みたいな真似したのは良くない」って。

キミがしたことは、正真正銘「泥棒」ですから。

しかも、自分のワガママに年端もいかない子を巻き込んで。

それ、いけません、絶対。

あ、いや、好きですよ、999。

好きなんだけど、鉄郎はあまり好きじゃない。

ドジでおっちょこちょいなのが良さなのだろうけど。

あ、分かった。

劇場版の鉄郎の顔が好きじゃないんだ。

なぜかTV版と違う顔。

トチローみたく、三枚目だから良いんですよ、鉄郎。

中途半端に美少年化されてますよね、不細工なときもあるけど。

なんか、今回は細かいところばかり気になった。

停車駅では、その惑星の1日分。

土星の衛星タイタンだと地球時間で16日ちょっと?

メーテルを助けに行く鉄郎が。

トチローのお母さんに保護されて。

どれぐらい眠っていたかは分からないのだけど。

相当長い時間、アンタレスのところに行ってたはず。

タイタンの時間で日暮れに帰ってきた。

仮にタイタン時間で3時間だとしたら。

地球時間に換算すると48時間超!

まる二日間不眠不休で活動?

いや、放送されていない間にしっかり寝ていたのか。

・・・ごめん。

何度も言いますが、好きです、銀河鉄道999。

トチローやエメラルダス、ハーロックのカッコよさは言うまでもない。

アンタレスの男気も良し。

しかし大勢の子どもを残して死ぬな。

あ、それから、どうやってタイタンから来た?

なぜ、トレーダー分岐点に時間城があると知ってた?

エメラルダスがわざわざ教えたの?

そんでもって、「メーテルに気をつけろ」って。

知ってたなら、どうしてあのとき解放したの?

あ、後から知ったのか。

このへんは、原作をしっかり読んでないので分からない。

いずれにしても、いろんな人を巻き込む鉄郎。

そこが、少年の成長物語。

突然だけど、クレアさんが不憫。

シャドーは怖いだけだけど。

プロメシュームは、言わずもがな。怖すぎる。

で、今回、何よりも胸を打ったのがリューズさん。

彼女の歌、沁みましたわ。

子どもの頃は、まったく分からなかった。

ただ、辛気臭い古い歌、場面の演出が長いって思った。

十数年前にVHSで観た時は、それなりに沁みた。

でも、まだよく分からなかった。

劇中で涙する中年達が、どこか哀れでおかしかった。

そして今回。

自分はそちら側にいた。

だから、調べてみたよ。

「劇場版 銀河鉄道999 挿入歌」って。

そしたら、分かりました。

かおりくみこさんの「やさしくしないで」

作詞:中原葉子
作曲:中村泰士
編曲:青木望
発売:1979年(昭和54年)8月1日

Youtubeには、御本人視聴の映像もありました。

凄い時代です。

本当に沁みますね。


最後の疑問。

メーテルを冥王星に見送ったとき、鉄郎はどこにいたの?

地球?

だとしたら、メーテルは…。

惑星メーテルから冥王星を通り過ぎて地球まで鉄郎を見送って。

それからまた冥王星に戻ったってことなのかな?

なんと、律儀な。

と、それより、どうして二人は復路の便に乗れたのでしょう?

規則命の車掌さん、メーテルは知りませんが。

少なくとも鉄郎のパスは片道切符だったはず…。

え、野暮なこと言うなって?

銀河鉄道にも、有事の際は人を救助する特例があるかも知れない?

ま、そういうことにしておきましょう。

銀河鉄道999 素晴らしい作品です。

ここまで言っておいて今さら?ですけど。

ちなみに、25日はまた続編がオンエア予定だそうです。


映画鑑賞17「Dr.コトー診療所」

  今年は映画をたくさん観ようと思っていたけど。 結局、あんまり観れなかった。 いや、観なかった。 劇場に足を運んだのは、全部で4回。 これは、ここ数年ではかなり多い方。 昨日、「Dr.コトー診療所」を観て来た。 テレビドラマ化された当時、夢中になって観ていた。 だけど、続編は途...